Enterprise Carbon Accounting

二酸化炭素などの排出量を管理するためのソフトウェア。そういったソフトウェアに対する需要が高まっていくだろうと予測しているレポートを発見しました。無料で読めるのはサマリーだけでしたが、現状のマーケットがどうなっているのかについての概要を知ることができ、とても良い勉強になりました。
http://www.gtmresearch.com/report/enterprise-carbon-accounting

  • 概要
    • 企業の炭素排出・削減目標に向けたアクション
      • それをやる必要性は、どんどん高まっている。
      • それが達成できているかどうかを管理しなければならない。
      • 年次公開など、外部にも公表する必要もある。
    • Enterprise Carbon Accounting(ECA)
      • 炭素排出量を測定し、管理し、レポートし、削減し、取引する
      • そのような業務(ビジネスプロセス)をECAと呼ぶ
    • ステークホルダーの関心の高まり
      • 炭素排出量の管理を、より厳格化するニーズが高まる
      • ECAソフトウェアを導入することによって、上記のような業務を効率化・自動化することができる
  • 企業の反応
    • 企業は、より多くの炭素排出に関する規制に直面する。
    • 企業レベルでの炭素排出レポートは主流になる。有志の炭素コミュニティプログラム(voluntary carbon registry programs)への参加は増え続ける。
    • ほとんどの企業は、現在スプレッドシートを使って、炭素排出量を管理している。しかし、ニーズが高まれば、スプレッドシートでは、管理不能な状態に陥る。
    • 世界の3000の企業が、自社の炭素廃出力を測定している。
  • 市場規模とベンダー
    • ECAは、新しいソフトウェアカテゴリーとして登場した。
    • ECAソフトウェアの市場は、まだ生まれたばかり。約227の企業が、商用のECAソフトウェアを導入している。
    • アーリーステージなのにも関わらず、多くのベンダーが、ここを良い機会と見ている。1/5のベンダーがECAを提供し、今後はさらに増えていくだろう。
    • ほとんどの製品は、新しく、まだ広く出回っていない。
    • ECAソフトウェアを導入する企業の数は、次の3年で4倍に増えるだろう。
    • ECAソフトウェアを調査している企業は、20のキーとなる機能について考慮すべき。
    • ECAソフトウェアを提供する企業のほとんどは、市場に参入したばかり。新しい企業、新しい製品は、次々と登場するだろう。
    • 新しいリーダーたち