Enterprise Carbon Accounting・続き

前回のエントリーで引用したレポートが題材となっている記事です。基本的には、前回のレポートの内容と同じでしたが、何点か新しい情報もあったので、それをピックアップしておきます。

https://www.greentechmedia.com/articles/read/carbon-accounting-its-all-about-appearances/

  • 欧州におけるECAソフトウェアの普及状況
    • 現在はスプレッドシートでの管理が主流
    • サイズ・複雑さという観点から、この手法で管理できなくなるのは確実
  • 当局による監視対象
    • 欧州の場合、今のところ、個々の工場のみ
      • 全社の炭素排出量開示までは求められていない
    • 米国の法案も同じ
  • 自発的にECAソフトウェアを導入するケース
    • 環境・CSRを重視する投資家に向けて、自社の炭素排出削減に関する情報を開示するため
    • 採用活動の一環として
  • ベンダー
    • 環境・健康・安全の管理(environmental/health/safety business)に特化したソフトウェア
      • こういうソフトウェアは、水質汚染や大気汚染を監視し、ヒューマンヘルスを管理する機能が、既に搭載されている
      • ここに、カーボンアカウンティングの機能を足してくるだろう
      • Enviance/ESS/IHS/ProcessMAPといった企業が主なプレーヤー
    • エネルギー管理に特化としたソフトウェア
      • カーボンフットプリントは、「どれだけエネルギーを利用したか」と密接に関わっている
      • こういうソフトウェアにも、カーボンアカウンティングの機能が追加されていくだろう
      • 例えば、Haraのようなケースがある