スマートグリッドとは

これまでの情報収集は、英語圏のものばかりを対象にしていましたが、日本語でも良い記事があることをid:Farmers_Energyさんやid:AugustCさんに教えていただいたので、早速読んでみました。

IT技術によって電力網をより効率的な分散型に変革するスマートグリッドは、エネルギー技術とコンピューティングの融合によって可能となるもので、それぞれの領域で多くの実績を持つ両社が手を結ぶことで、その実現に実質的な貢献ができると考えます。
テクノロジー : 日経電子版

電力網とIT技術を組み合わせることで、双方向の情報のやりとりを可能にし、より効率的な電力利用を実現するのが、スマートグリッド(賢い電力網)。電力網がインテリジェントになることで、電力事業者は、電力の消費状況を家庭単位・オフィス単位で把握することができるようになります。
テクノロジー : 日経電子版

  • GEのスマートグリッド・サービス(テクノロジー : 日経電子版より)
    • スマートメーター
      • 様々な通信方式に対応した高機能メーター設備(AMI:Advanced Metering Infrastructure)ソリューション
      • 電力利用量、利用時間、電力消費サイクル・パターンなど、電力の利用状況をユーザーが客観的に把握する数々のデータを提供
      • 電力品質を監視するデータも取得
    • 制御・管理用ソフトウェア/ソリューション
    • モニタリング/センシング・システム

自分の場合、まだまだ日本語の文章の方が理解しやすいようです。とても良い勉強になりました。
また、日本特有の事情について知ることも大事だと感じました。先日、id:AugustCさんとお話した際にも話題に上がっていましたが、日本の場合、インフラを作るときは徹底的にやってしまうという性向があるようです。

国内の電力業界からは「日本の基幹送電網はほぼ構築済みで、世界の先端を行っている。オバマ政権が巨額の資金を投じても、日本のレベルには達しない」と冷ややかな声も聞こえてくる。送電網を大幅に改造するよりも、既に投資したものを有効活用した方が国益にかなうという考え方にも一理ある。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20090415/191926/?P=3

果たしてどうなるのでしょうか。いずれにせよ、話はどんどん進んでいるようなので、それぞれの国の現状と、その現状に適したソリューションという視点を持ちながら、今後も調べて行きたいと思っています。
あと、上記のGEの記事の中に、下記のような映像が紹介されていました。とても面白そうなので、後日じっくり見てみるつもりです。