Green IT

GreenpeaceがIT業界の環境対策の現状について報告した、という記事を見つけました。最初は厳しく評価するのがGreenpeaceのやり方らしいですが、日本の企業が、かなり低ランクだったのが気になりました。また、企業のIT部門の人は、エネルギー使用にかかるコストが、かなり気になるポイントになっているようです。効率の良いハードウェアに切り替える需要もありそうですが、クラウド・コンピューティング的な流れも、大きく絡んでくるのではないかと思いました。

  • Greenpeace to IT Industry: You're Slackers On Fighting Climate Change – Gigaom
    • Greenpeaceは消費者向け電化製品業界を評価している
    • さらに、その調査領域をIT業界まで広げると発表
      • 現状は、“inadequate leadership in tackling climate change,”
      • "Greenpeace Cool IT Challenge"と呼ばれるプロジェクトが発足
      • IT関連の大企業を、気候変動への取り組み方に応じて、ランク付けする
    • 最初の調査結果が出た
      • 100点満点のスコアで30点を超えた企業はなかった
      • IBM/Sun/Dellは、それでも良い方だった
      • Sony/Sharp/Toshibaは負け組だ
    • スコアの出し方
      • political advocacy (how many speeches the CEO has given and the number of company’s public statements)
      • how much the company reduced its emissions
      • how the company producing is helping to establish and follow emissions reductions best practices
    • なぜIT業界への評価が必要なのか?
      • 経済全体において、既に大きな存在となっている
      • Googleは、積極的にこれらの活動を推し進めている(今回はランク付けされていないが、次回は入るだろう)
      • 2020年までに15%の温室効果ガスを削減できる可能性がある
  • Symantec: IT Industry Talks the Green Talk, Less Than Half Walk It – Gigaom
    • ITをGreen化する理由
      • もちろん、エネルギーの請求額を抑えることがメイン
      • エネルギー効率は、IT予算を決める上で、かなり重要な要素となってきている
      • エネルギー効率の良いプロダクトなら、少しくらい高価でも購入する
    • IT業界のエネルギー使用状況
      • 全米における使用量の1.5%を占める
      • 2000年よりも2倍に増えている
      • 2011年には、さらに2倍増える見込み
    • エネルギーの請求額を抑えるためにIT部門が考慮していること
      • 古いマシンを、よりエネルギー効率の良いモデルに切り替える
      • power-monitoring technologyやserver virtualizationがついていると、なお良い