プロトコル

様々な電化製品をコラボレーションさせながら制御していくためには、それをやるためのプロトコルが必要だと、下記のGreen:Net09のパネルの中では議論されています。自分は、このパネルには間に合わなかったのですが、大変興味深い内容のように思えました。再度視聴して、理解を深めていきたいと思います。

似たようなことが、『グリーン革命』でも触れられていました。

自動車の電化を成功させ、頭のいい家や送電線網と統合するには、すべてのシステムを規格化するための規制が欠かせない。それには、GE製の洗濯機に内蔵されているチップが、ワールプール製の乾燥機や、ハネウェル製の温度調節システムや、電気自動車のバッテリーのチップと、おなじ通信プロトコルを備えている必要がある。そうすれば、住宅の頭のいいブラックボックスや頭のいい送電線網ゲートウェーとそれらの電気製品が話をすることができ、送信網を通じて電力会社のスーパーコンピュータと話をして、スイッチを入れるときと切るとき、充電するとき、電力レベルを下げて作動するときに命令を受け取り、住宅の側が電力を売りたいときや充電したいときには逆にそれを伝えることができる。
グリーン革命・下(p123)

IT革命、つまりパソコン、インターネット、ワールド・ワイド・ウェブは、電子メールや書類を送るための共通の通信プロトコルや言語標準が決まった時点で離陸(テイクオフ)した。そこでようやく、ビットとバイトが自由に流れはじめた。エネルギー・インターネットでも、電子が自由に流れるのに、おなじことが必要とされる。共通のプラットホームができあがれば、ソフトウェアを作成して世界中で共有(シェア)しているのと同じように、消費者はエネルギー効率向上のためのプログラムを作成する力を強める。
グリーン革命・下(p124)

プロトコルやセキュリティの問題をいかに解決していくか。そもそも電気とは何なのか、という点も含めて調べていきたいと思います。