SAP to Buy Carbon Software Startup

SAPが、創立二年のClearStandardsという会社を買収した記事が気になりました。ClearStandardsは、二酸化炭素排出/エネルギー消費/水利用を管理するソフトウェアを売っている会社だそうです。

米国でも、炭素排出への規制が強化される見込みがあり、そうなれば、温室効果ガス排出の過程を検証し、記録するためのソフトウェアへのニーズが高まるだろう、と記事は述べています。他に、興味深かったポイントを箇条書きしておきます。

  • 自社で開発するか、他社を買収するか
    • SAPはClearStandardsを買収したが、OracleIBMは自社で開発している
    • PlanetMetricsやCarbonetworksといったスタートアップも出てきている
  • Carbonetworksについて
    • Carbonetworks Raises $5M for Carbon Software – Gigaom
    • Bluehost.com
    • Carbonetworksのソフトウェアは、クライアントのカーボンフットプリントを算出し、記録する。
    • パートナー同士の炭素排出取引や認証・委譲、分析結果、ソフトウェアの開発者をつなげる。
    • “The best way to get companies and people to change their behavior is to show the connection between the emissions and a market value,”
    • これをやるために、同社はファシリテーター役を買って出ている。
    • 顧客は、自前のアプリケーションで通常業務を回し、炭素の売買や削減計画を練る時のみ、他のパートナー企業とシステムをつなげる
    • 図解:http://www.carbonetworks.com/about/

Carbonetworksという会社は初めて知りましたが、とても面白そうなことをやっています。少し深追いしてみようと思います。