Haraについて・その3

良い記事を見つけました。Haraに限らず、環境負荷をマネジメントするソフトウェアの市場全体に関することが述べられています。少し長かったのですが、要点を箇条書きしたので、それをアップします。
Bloomberg - Are you a robot?

  • Coca-Colaの事例
    • CO2の削減計画
      • 2015年までに2百万トン削減する計画をたてた
      • スプレッドシードとデータベースを使って、炭素排出量やエネルギー使用量を測定し始めた
      • 削減プロジェクトが始まると、それらだけで管理するのは厳しくなってきた
      • 次のレベルへ行くためには、より良いツールが必要となった
    • Haraのソフトウェア
      • シンプルな測定ツールを超えた機能
      • Webベースのツール
      • 削減プロジェクトをマネージすることができる
  • 企業のgo-greenをサポートするソフトウェア
    • 50以上の企業がこのマーケットを狙っている
    • 年内中には80-90になる
      • ベンダーは、財務的な安定性や顧客数、製品の総合力によってランクづけされる
  • Carbon Disclosure Projectについて
    • NPO、大企業の炭素排出量をデータベース化している
    • S&P500の中の64%が情報を提供している
      • 現在は321社が参加、2006年は235社だった
    • ここの提出する資料
      • 90%の企業がスプレッドシートを使っている
      • 多くの企業がより詳細な管理ができることを望んでいる
    • システム導入
      • USを含む10カ国の大企業575社
      • そのうちの18.8%が、何らかの炭素マネージメントシステムを導入している
      • 64.7%はまだ実施していない
  • Greenhouse Gas Protocolについて
  • 3タイプのEmission
    • Direct Emission
      • 企業が直接排出する温室効果ガス
      • ユーティリティの場合、このタイプがほとんど
    • Purchased electricity
      • 電力購入の結果、排出される温室効果ガス
      • ビルのマネジメントシステムなどが、梃子入れ箇所
      • 使用量を抑えることが大事
    • occur outside a company's boundary
      • 企業の外で発生する温室効果ガス
      • 最も測定しにくい
      • 従業員の通勤、出張、サプラーヤーの動向、エンドユーザーによる製品の使用
      • Intuit社では、HRシステムから従業員8000人の交通手段をExcelに出力し、さらに個々人の休暇・休日を換算して、全体の環境負荷を測定しようと試みた
      • Sonyの場合、このカテゴリーにおける排出が90%を占めるので、製品自体の効率化に力を入れている
  • 再び、Coca-Colaの事例
    • 環境負荷を管理する前
      • 最も負荷が大きいのは、トラックを使った運送か、製造過程だと思われていた
    • しかし、実際に管理してみると・・・
      • 冷たい飲み物を提供する機械、自販機
      • 冷媒と断熱材は、温室効果が高い物質
      • さらに、自販機は多くの電力を必要とする
      • トラック輸送の5倍、製造過程の3倍の温室効果ガスを排出していた
    • 対策
      • harmful chemical compoundsを自販機から排除している
      • "If we had never put pencil to paper and done the calculations, we might not have understood it ourselves―or believed it."