AMEE社について・その1

前回読んだ記事の中に登場したAMEEという会社について、いろいろと調べているところですが、エネルギーや炭素のデータに関するAPIを公開しているということで、ちょっと深追いしてみたくなりました。今回は、この会社がどんなことをやっているのか、ということの概略に関する文章を箇条書きしてみました。次回以降は、AMEEのAPIを何ができるのか、どんな具体事例があるのかを調べていきたいと思っています。
About: Building a more resilient and sustainable economy with open data. | AMEE

  • 地球上の全てのカーボン・フットプリントを測定するためには、中立的な集約プラットフォームが必要
    • AMEEは、そのプラットフォームだ
  • "Powered by AMEE"
    • あらゆるアプリケーションの中で"Powered by AMEE"と表示されていたら、それは世界的な標準に基づいて、コンプライアンスを遵守していることを示していることになる
    • AMEEのプラットフォームは、世界中のあらゆる組織で使われている、例えば・・・
  • Environmental Intelligence
    • AMEEは、機能・透明性・相互連携という側面において、新しい基準を提供するようデザインされている
    • AMEEの目的
      • 地球上の全てのカーボンデータやエネルギーデータを、集約(map)し、測定(measure)し、追跡(track)すること
      • あらゆる排出データも管理対象になる
      • CO2やエネルギーの査定(Assessments)に関連する手法を提供(家庭、ビジネス、ビル、製品、サプライチェーン、コンテナ、などなど)
      • 全ての消費データも管理対象になる
  • Web API
    • 測定、計算、分析、外部連携のような機能が統合されているシステム
      • アルゴリズムは、エネルギー量からCO2排出量へ変換する
      • 150の国や地域のデータを持っている
      • このような情報を提供することで、外部にビジネスの機会が生まれる
      • エネルギーデータを利用したエコ・システムを作ることが目的
      • 炭素取引のための炭素測定を助けることも目的の一つ

Yahoo!

  • Londonのスタートアップ
    • O’Reilly Alphatech Venturesなどから投資を受けている
    • 2005年にLaunchした
    • "Avoiding Mass Extinctions Engine”の頭文字
  • コンセプトはシンプル
    • データ集約された中立なプラットフォーム
      • 自社でデータを持たず外部に預ける、という風潮
      • クライアントから送られたデータは匿名化されるので、誰でも自由にそのデータを使える
  • OpenIDのような仕組みを目指す
    • 例えば、AMEEのAPIを使ったサービスであるDopplrでカーボンフットプリントを計算し、それをGoogle gadgetに同期するようなことができるかもしれない
  • Global Currency
    • 炭素やエネルギーに価格がつく
      • 英国においては政府や企業は、取引が始まっている
      • 取引範囲をさらに広めるためには、こういう仕組みは重要になる