Microsoft Hohm
MicrosoftもHome Energy Managementの分野に参入する、しかも今週中にリリースされるという情報が入ってきました。日本からでは利用することはできなそうですが、これから様々な情報が出てくると思います。地域によって使うツールが変わってくるのか、それらをSNSとかで共有して何かをやるようなビジネスはありえるのか?いろいろと考えるべきことが浮かび上がってきます。
Microsoft Reveals Its Energy Management Tool: Hohm – Gigaom
- Microsoftが提供するenergy management tool
- "Hohm"と名づけられたソフトウェア
- ここ二年間、静かに開発が進められていた
- 今週中に利用可能となる
- 水曜日の朝に行なわれたサンフランシスコでのカンファレンスで発表された
- このソフトウェアで、エンドユーザーが自身のエネルギー消費量をオンラインで監視・管理することができる
- "Hohm"と名づけられたソフトウェア
- GoogleのPowerMeterとの比較
- 洗練されていて、包括的なツールのように見える
- 今週中に、エンドユーザーやユーティティが利用可能となる
- PowerMeterは、まだ利用することができない
- MSが素早く発表できた理由
- SmartMeterから提供されるエネルギーデータにこだわらなかった
- それ以外からのデータにフォーカスをあてた
- SmartMeterからのデータに対応するのは、それが利用可能になってから
- Hohmの仕組み
- エンドユーザーはHohmのサイトを開く
- Windows Live IDとzip codeを入力する
- シンプルな位置情報を使って、Hohmは家庭のエネルギー消費量を予測しはじめる
- Lawrence Berkeley National Laboratory and the Department of Energyによって認定されているアルゴリズムを使っている
- より詳細な情報を入力することもできる
- 180を超える設定項目がある
- 例えば、家の大きさ、温水器のブランド
- 細かい設定をすればするほど、予測が正確になる
- 提携しているユーティリティ
- 現段階での提携先
- Xcel Energy
- Sacramento Municipal Utility District
- Seattle City Light
- Puget Sound Energy
- さらに、6つのユーティリティとも話が進んでいる
- これらのユーティリティのサービス範囲内に住んでいたら
- ユーティリティのアカウントを、Hohmとリンクさせる
- これによって、システムに接続でき、それまでの月間エネルギーデータを参照することが可能になる
- これらのユーティリティがSmartMeterを導入しはじめたら
- それらともリンクすることができるようになる
- 現段階での提携先
- 今後の展開
- ビジネスモデル
- GoogleのPowerMeter
- ビジネスモデルはない
- この事業は、Googleのphilanthropy divisionで行なわれている
- Hohmはプロダクト
- 何らかのかたちで料金を徴収したい
- 最初のフェーズでは、エンドユーザー・ユーティリティともに無料
- 新しいサービスが追加されて、Hohmも軌道に乗ってきたら、サービス料を課金するかもしれない
- Hohmは長期的な戦略
- エネルギー領域にアグレッシブに関わっていく
- ビジネスモデルがどのようになっていくのかを、常に意識していきたい
- GoogleとMSの企業文化が出ている
- Googleは、細かいことを決める前に、素早く製品を外に出す
- MSは、しっかりと周りを固めてから、製品を出す
- GoogleのPowerMeter
http://www.readwriteweb.com/archives/hohm_microsofts_answer_to_googles_powermeter.php
- Hohmのプラットフォーム
- MSのAzure cloud computing platformで開発されている
- この記事に、いくつかの画面キャプチャーが貼ってある
Microsoft wants your Hohm to use the smart grid | Ars Technica
- エンドユーザーが契約しているユーティリティが対応していなくても
- エネルギーデータを手入力することができる
- SmartMeterのレポートをHohmに取り込むこともできる
- 提供するデータが多ければ多いほど、よりよいモニタリングができ、効果的な提案を受け取れる可能性が高まる
- Web2.0的な要素
- FacebookにあるHohmグループ
- 上記リンクで、Hohmの具体的な画面の動きを見ることができる