AMIとDRの主要なプレーヤー

AMI(Advanced Metering Infrastructure)やDR(Demand Response)の分野で、現在、どのような企業が活動を行なっているのか、少し具体的に調べてみました。調査対象は、「The Smart Grid in 2010」のレポートに登場してきた企業です。このレポートの巻末には、スマートグリッドに関わる企業のデータが数十社は掲載されていて、ここも非常に参考になりました。
下記のような企業は、自社の製品をエンドユーザーに売りにいくのではなく、ユーティリティに対して売りにいくものだ、という点にようやく気づきました。それだけ、ユーティリティの数が多いということでしょう。どのユーティリティが、どこのメーカーのメーターを採用し、どこにデータ通信のためのネットワーク構築を依頼し、どこのソフトウェアでデータ管理を行なうか。今回、様々な企業があることを知ったわけですが、同時に、既に激しい競争が起こっているんだなということを感じ取りました。
個人的には、「OSIsoft」という会社が提供しているアプリケーションが気になりました。もうちょっと調べてみれば、エネルギーの動きに関するデータをどのように取得し、エネルギーの流れをどのように制御するのか、という疑問が晴れるかもしれません。

  • AMI
    • Silver Spring Networks(http://www.silverspringnet.com/)
      • ユーティリティ向けのサービスを提供
      • コスト削減しながら、効率性・信頼性・顧客サービスを改善する
    • SmartSynch(http://www.smartsynch.com/)
      • ユーティリティが配電網のデバイスと通信するためのインフラを提供
      • リアルタイムで双方向のデータ通信
      • 独自のネットワークではなく、公共のワイヤレスネットワークを使う
      • スマートメーターの配置をシンプル化する
      • 100を超える北米の電力ユーティリティに適用できる
    • Trilliant(http://www.trilliantinc.com/)
      • ユーティリティにネットワークやソフトウェアのソリューションを提供
    • Eka Systems(http://www.ekasystems.com/)
      • エネルギーデータの通信ネットワーク網を建設する
      • インターネットベースのワイヤレスネットワーク