Greenbox社について・その3
Greenbox社のホームページにある製品説明を読んでみました。家庭内の電力消費量をウェブ上から照会することができるサービスだということですが、それを実際に使えるようにするには、各家庭においてどんな準備が必要なのか、という点までは把握することができませんでした。おそらく、ユーティリティの方がGreenbox対応していないと、家庭の方では恩恵を得られないのではないかと感じました。(つまり、データ自体はユーティリティが持っているのではないかという仮説)
個人的には、自分の家と似たような家庭の電力消費量を比較することができる機能が面白いなと感じました。こういうことができるのも、それだけのデータや分析結果があるからで、規模が大きいこと、規模の大きなデータを適切に処理できること、という点も重要な差別化要因であるような気がしています。
http://getgreenbox.com/company/product-overview/
- For Consumers
- 家庭で使ったエネルギー量を簡単に照会できる
- 簡単なエネルギー消費量のサマリー
- これによって、簡単にエネルギー消費量を知ることができ、どのくらいの料金になるのか判断できる
- ユーティリティからの請求書を月末まで待つ必要はない
- メーターの読み方を知る必要もない
- 当て推量(guesswork)を除外する
- エネルギー消費量の高度な可視化ツールを提供
- 特定の時間帯や特定の活動によって、どのくらいエネルギーを消費したのかを確認できる
- すぐさま、日々の生活パターンがエネルギー消費量に与える影響を理解することができる
- 節約機会を発見する
- 自動的にエネルギー消費をカテゴリー化する
- これによって、それぞれの消費量やコストが一目でわかるようになる
- 家庭のbaseloadにまで掘り下げるので、一日中オンになっているような不必要なloadを除外する機会を提供することができる
- (? baseload/loadの意味を読み取れなかった)
- どこでお金が消費されているのかがわかる
- エネルギーが日毎・週毎・月毎・任意の期間毎に、どのくらい消費されているのかがわかる
- さらに、ユーティリティの新しい料金体系に合わせて、最も費用を節約できるような方法を提言することもできる
- 家庭内のカーボン・フットプリントを削減する
- 家庭内のカーボン・フットプリントを測定することができる
- これによって、二酸化炭素などに換算された環境的な負荷を知ることができる
- 他の家庭と比較する
- 似たような家庭のエネルギー消費と比較することができる
- 比較データは匿名
- 改善活動を持続できるような仕組みの提供
- エネルギー消費が非日常的な動きをしていたり、電気料金体系が変わったりしたら、e-mailやSMSで知らせる
- 一週間の消費量やコストをサマリーしたレポートもTIPSや提言とともに送る
- 家庭で使ったエネルギー量を簡単に照会できる
- For Utilities
- (ここででてくるcustomerは、ユーティリティにとっての顧客=家庭だと思われる)
- インタラクティブなエネルギー管理を取り入れることができる
- 効率を向上することで需要を減らす
- 顧客がエネルギー消費やコスト、カーボン・フットプリントを、より良く管理できるような情報やツールを提供する
- これによって、ユーティリティがピーク時の需要を減らすことができる
- 時間帯による料金体系の変更によって、ピーク時の負荷を減らす
- 顧客に時間帯別料金体系モデルを教えることができる
- さらに、ピーク時のエネルギー消費を減らすことで料金を下げる方法を提言することもできる
- リアルタイムなエネルギーのフィードバックによって振る舞いに影響を与える
- これによって、顧客がエネルギーの使い方に関する前向きなステップを取ることができる
- アラート機能やレポート機能によって、"気付き"を発信することができる
- 顧客がDRやHANのプログラムをコントロールすることが可能になる
- 電気だけでなく、水やガス、ソーラーまで
- 水やガスのデータも各家庭が管理することができる
- さらに、将来的にはソーラーパネルのような自家発電製品とも連携する予定