SmartGridを普及させるためには
Earth2Thchより、またKatie氏の記事を読みました。この記事は、韓国におけるブロードバンドの普及過程から、SmartGridを米国に普及させる方法を探るというものです。なぜ、この人は次々と興味深い記事をパブリッシュすることができるのでしょうか?かなりファンになってしまっている自分がいます。
Lessons From South Korea's Broadband Buildout for a U.S. Smart Grid Rollout – Gigaom
- Intro
- 韓国のSmartGrid市場
- 韓国は、政府の後押しによってブロードバンド企業を成長させ、その効果は大きかった
- 似たような方法に使って、SmartGridのための新たな市場を生み出そうとしている
- http://www.koreatimes.co.kr/www/news/nation/2009/06/123_46344.html
- さらに、SmartGridを構築するためのベストプラクティスを米国と共有する計画もある
- 韓国の政策から得られる教訓は何なのか
- ブロードバンドや携帯電話のインフラ普及と、SmartGridの構築は同じでないことは明らか
- しかし、開発・テスト・配置という活動が、政府の資金によって駆り立てられているという点は似ている
- 以下は、その教訓
- 韓国のSmartGrid市場
- How to Create Intellectual Property
- 知的財産への投資
- 韓国の事例では、政府による投資によって、それらの開発が可能となった
- より低コストで実現出来るような技術が生まれた
- 今のアメリカの状況
- the stimulus billによって、広範囲の業界へ投資が行なわれている
- ファンドのうち、40億ドルはSmartGrid技術へ投資されている
- その効果を最大化するためには、ファンドがSmartGridに関する知的財産(IP)の開発につなげる必要がある
- 今は、ファンドが雇用の方へ使われる傾向がある
- しかし、それでは革新的な技術を普及させることはできない
- だから、ファンドの使われ方を注視し、強いIPを育てる方へ向かわせなければならない
- 知的財産への投資
- Find a Good Test Bed of Consumers
- アーリー・アダプター
- 韓国では、このような顧客を、携帯電話やソーシャルネットワークなど、ブロードバンド・ベース技術のテスターとして扱った
- 今のアメリカの状況
- 米国内のユーティリティや企業は、エンドユーザーが使うエネルギーマネジメント用のアプリケーションが、どのように利用者の行動を変えるかどうか、どんなアプリケーションならば変えられるかを発見するためのトライアルを始めている
- 効果は?
- 韓国の場合、革新的で、自国内の人々に人気のある技術を作ることができた
- なぜなら、テスターの日常生活と密接に関わっていて、テストを行なうのが簡単だったからだ
- ユーティリティが提供するテストツールは、韓国の事例よりも複雑なものになるだろう
- なので、ネットワークの力を借り、日々の生活に溶け込み、消費者のやる気を引き出すような仕組みにしなければならない
- アーリー・アダプター
- The Growth of an Industry Can Do More Than Create Wealth
- 個々の利益よりも業界の成長の方が大事
- 米国のSmartGrid業界
- SmartGridはブロードバンドほど、革新的なものではないかもしれない
- しかし、充分に普及し、市場が広がれば、多くの富や雇用が生まれるだろう
- ソーシャル・ネットワーク
- もし、消費者が自身の行動を変える気になり、さらにエネルギーの消費量をソーシャルネットワークで共有するようになったら、それは、誇りやアイデンティティの源泉となるだろう
- 街や市がアグレッシブになれば、それは国内的なムーブメントへとつながっていくだろう